VUメーター作ってみた〜その1
- VU表示は高級の証し
VUメーターがほしくなった。
音の出方にあわせ、針が揺れる、あの2つのメーターだ。
これがついたオーディオアンプは高級だった。
うらやましかった記憶がある。
子どものころ遊びに行った近所のオーディオマニアの家。
大きくて高そうなスピーカー、LPがいっぱい並んだ棚、木製ボディーのレコードプレーヤー、シルバーのチューナー…。
機材のもつ迫力に圧倒された。
とりわけ、間接照明で浮かび上がるVUメーターの行き戻りする針に高級さを感じ、あきずにながめていた。
10歳代半ば、VUメーターはデジタルのLED式が主流になった。
それはそれで美しく、見入ってしまうものの、幼心にステキだと感じた、針が動くVUメーターの印象が強い。
やっぱりアナログが好きだ。
50歳代後半になって、少し時間にゆとりができた。
オーディオ雑誌をめくると、往年のアナログVUメーターつきの高級アンプの写真に目が止まる。
いいなあ。
自宅に、高級でないし、VUメーターもないけれど、すでにアンプはある。
思いついた。
よし、手持ちアンプにつなぐVUメーターを作ろう。